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蘭塾祭

蘭塾祭2023 - DP2プレゼン

こっと

こんにちは、〇〇系JCでお馴染みのこっとです。

....別にお馴染みではないかもしれませんが、言いたかっただけです。

誰でもあると思うんです。一度は言ってみたいセリフとか、急に言いたくなる言葉とか。

「人間がゴミのようだ!」とか。少女漫画風に「君、髪にひまわりの種付いてるよ☆」(目、キラーン!薔薇の花、ブワァー!)とか。

...え、別にそうでもない?そうですか。私だけですか。

さて、今日は無駄話も程々に、本題に移りたいと思います。

先日の蘭塾祭、ZOOMから観てくださった方も、会場までお越し下さった方も、ありがとうございました。色々なプログラムがありましたが、その中でもDP2の三人の先輩方のプレゼンは一言目から引き込まれ、充実した内容と、それでいてとても聞きやすい簡潔さが圧巻でした〜!先輩かっこいい✨

そこで、来れなかったので観たい!という方々や、面白かったのでもう一度観たい!という方々の為に、なんとなんと、プレゼンの録画が残っています!!

まずはトップバッター、ねぎ先輩のプレゼン。ねぎ先輩のプレゼンは「書物の持つ力と脆さ」についてです。DPジャパのコースでも沢山の書物を深掘りするようですが、その中でもねぎ先輩がフォーカスするのは、蔵書で有名な修道院が舞台の「薔薇の名前」について。薔薇の名前、私も先輩方が持っているのを何度も見ましたが、中々厚みと重みのある本が、上巻と下巻で二冊も....。

普段DPの課題図書になっている本は、本好きとして私も少なからず興味が湧くのですが、薔薇の名前だけは「長い。長すぎる。読んでたまるか」と思っていました。しかし実は先日この本の映画版を観ることになり、視聴するにあたってねぎ先輩のプレゼンも見返しています。「書物の持つ力と脆さ」、薔薇の名前という作品においてとても考えさせられるテーマです。

面白いので皆様もぜひ読んでみてください...と読んでいない私が言うのもどうかと思いますが、ご安心ください。先輩のプレゼンを観れば薔薇の名前を読んでいなくてもテーマがよくわかります。

次はおにちゃん先輩のプレゼン、「新たな視点から深掘りする遠藤周作文学の魅力」です。

なんだか難しそうですが....遠藤周作文学といえばキリスト教を絡めたものが印象的ですよね。

しかし、このプレゼンでは注目されがちな「キリスト教」という主題から目を逸らして、新しい視点から深掘りするようです。遠藤周作の作品の中でいうと、私も一度「沈黙」を読んでみたのですが、キリスト教関係の話題が多く途中で挫折したっきり読み切っていません...。

キリスト教の話が沢山出てくるので、文化圏としてはあまりキリスト教と関わりのない日本人からすると、分からないことも多いですよね。やっぱり途中で読むのをやめてしまったり、読み終わっても勉強しないと分からないことが色々あったりするのは私だけではないはず。しかし当然、遠藤周作の作品だって立派な文学です。キリスト教という視点から目を背けても、いえ、背けたからこそ、見えてくる良さというものはきっとあるはず。

私のような方々も、先輩のプレゼンを見たら気が変わるかも?

最後は先輩らしく後輩を巻き込みつつ始まったれんれん先輩のプレゼン。

先輩は三人ともそうですが、笑いも取りつつプレゼンの内容もしっかり伝えていける所が本当にかっこいいですよね。私はプレゼン中に緊張しすぎて噛んだり、内容をすっ飛ばしたりしないようにするだけで精一杯なので、大勢のお客様の前でも泰然としていられる先輩方は本当にすごいと思います。

ところで、実は私、「蜜蜂と遠雷」も過去に読んだことがあります。しかも、完読です。遠藤周作と薔薇の名前は挫折していますが、蜜蜂と遠雷は最後まで読んでいます。凄くないですか。凄くないですね。ごめんなさい。

「蜜蜂と遠雷」の主な舞台はピアノコンクールなのですが、この作品は音の描写がとっても鮮やかで、活字なのに音が立って聴こえてくるんですよね。音の豊かさを殺さずにをそのまま文字に書き起こしているのだろう、ということが伝わってきます。私はピアノに造詣が深いわけではないのですが、それでも並外れた解像度でピアノの音を拾い上げ、読者を楽しませてくれるのが「蜜蜂と遠雷」です。

さて、どうしてそんなことが可能なのか。この作品の何が読者をそうさせるのか。「文学」としての蜜蜂と遠雷を、れんれん先輩は解剖していきます。この作品も本当に面白いので、ぜひ先輩のプレゼンと一緒に読んでみてくださいね。

以上、DPの先輩方のプレゼンでした。何度も何度も言っていますが、こんなに聞きやすくて面白いプレゼンが披露できるって本当にかっこいいですよね。後輩みんなの尊敬の的です。私もあと数年でこんなことが出来るようになれるのでしょうか...。蘭塾の先輩方は毎年圧巻のプレゼンを披露して卒業していくので、若干の不安と期待も混じりつつ毎年進級しています。

とはいえ、書きながら来年DP1になるかのような気分になっていましたが、よく考えると私は来年もまだプレジャパなんですよね。プレジャパ歴が長くなるにつれて、どんどん年齢が上の子達がDPに上がっていくので、毎年取り残されていくような気がしています....。なんだか悔しいですね。しかし呑気にブログで私情を垂れ流していられるのも暇を持て余しているプレジャパ生の特権ですから、これはこれで良いのかもしれません。

つい筆が乗ってしまい長々しくなったブログでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。先輩のプレゼン、どれも興味深くて素敵なプレゼンなので観て下さいね✨

最後にねぎ先輩、おにちゃん先輩、れんれん先輩、プレゼン本当にお疲れ様でした!

以上、プレジャパ生こっとでした。