学校で日本語は受けられなかったのですが、同じ学校の先輩から有田ジャパなら日本語を学べると声をかけていただきました。日本語を学びたかったのと、日本人との交流が楽しそうだなと思って体験で来ました。他の科目でも活用できるスキルを学べること、生徒と教師の明るい授業が魅力的だったのが第一印象です。クラスは少人数なので、ただ先生の授業を聞くだけではなく皆が意見を言い合いながらディスカッションするのでとても刺激的です。

IBDPカリキュラムは一つ一つの授業が濃くてついていくのが大変です。蘭塾でもエッセイやプレゼンをする際、徹底してあらゆる資料を探すので色々な知識が自然にインプットされます。また、他の科目でも活用できるスキルが身につきます。例えば一番初めに扱った「日の名残り」（カズオ・イシグロ作）では、「信頼できない語り手」や天気のシンボル、小道具等、徹底して本の中からデータ集めをしました。この情報収集能力＋情報処理能力は他の科目（例：TOK、English、 Music ）のエッセイを書くときや、プレゼンをするときに活かせます。付きっきりで先生がいるので、独学だと絶対学べてなかった論文の書き方やボキャブラリー、分析力、基礎知識を得ることができました。

普段家族以外の人と日本語を喋る機会が無いので、いつも蘭塾に来るのを楽しみにしています。蘭塾では日本の高校生があまり体験しないプレゼンテーションや論文を書くことなど高度なスキルを学びます。４年間日本語を独学していたため初めは蘭塾の授業についていくのが大変でしたが、先生の的を射たアドバイスで徐々に書くスキルが身についているのを感じています。

いつも授業で気づくことは講師が明るい雰囲気なので笑いが絶えないことです。皆と楽しく、でも日本語をより深く学べるのが蘭塾の魅力だと思います。レッスンで習う事は日本の高校生が知っている知識だけではありません。例えば「嫌われる勇気」（アドラー心理学についての本）を扱ったとき、私は日本発の心理療法である内観について、他のクラスメートはソクラテスとプラトンの対話篇、１９世紀の心理学者アドラーとフロイトについてのプレゼンをしました。それぞれが興味のある部分をプレゼンしたことでたった一冊の本でも知識はより深くなりました。

また、普段の学校の授業だと二十人弱の生徒がいるので蘭塾の先生ほど細かい指摘はあまり無いです。少人数だからこそ先生のアドバイスの量も多く、鋭いです。 施設はいつも清潔で安全です。保護者様の待合室も広々としていて快適で過ごしやすいです。

日本語の文を書いてても気づかないであろう間違った言葉使いや言い回し。蘭塾の講師の鋭い指摘から自分に足りないスキルを補うことができます。蘭塾で学べる分析力や知識は一生応用できます。

始めは努力をしても結果が伸びず辛いかもしれません。でも、そういう時は、先輩たちが私たちに残してくれたエッセイ等を確認してみて下さい。 誰も最初から完璧ではないです。先輩たちを参考にして自分の欠点を見つけ出し、そして自分なりに改善して頑張ってみてください！是非ライデンで日本語を学びながら青春しましょう！